年末進行に向けてバタバタしている研修講師の宇田川です。
今回は「◯◯◯頂きたく。」の違和感についてです。
通常の会話で、語尾が「◯◯◯頂きたく。」で終わるケースに遭遇したことはあまり記憶にないのですが、メールだとわりと頻繁に目にします。
〜例文1〜
◯◯◯の商品仕様についてご説明頂きたく。
◯◯◯の仕入れ価格をご連絡頂きたく。
◯◯◯の打合せ日程についてご回答頂きたく。
このようなメールを読むたびなにか違和感を感じていました。国語の文法(なのか?)に疎い私には違和感の正体がわからなかったのでちょっと調べてみました。
頂く:〜してほしいの敬語(謙譲語)
謙譲語:自分がへりくだることで敬意を表す敬語
、、、なるほど!
違和感の正体は謙譲語による敬語表現なのにへりくだっておらず、上から目線で高飛車な感じを受けるからだった、のですね(「うる星やつら」の面堂終太郎が面堂家に伝わる謝り方をテンちゃんに教えるシーンを思い出しました)。
〜例文2〜
◯◯◯して頂きたく存じます。
◯◯◯して頂きたくお願い申し上げます。
◯◯◯して頂ければ幸いです。
このような語尾表現を追加すれば良さそうです(^^)!
※技術系管理職育成研修、おまかせください(3日コースがおすすめ)。
お問い合わせはお気軽にメールにて。
udagawa@vector-up.com
(ご使用のメールソフトにアドレスをコピーしてお使いください)
◆「研修講師のこぼれ話」バックナンバーはこちら
http://www.hrpro.co.jp/agora/author/a_vector