オリンピック開催と組織行動についていろいろ考えている研修講師の宇田川 摂です。
我々がオリンピック開催から学ぶことは少なくとも2つはありそうです。
1.集団浅慮(グループシンク)
ひとりで考えれば普通は至らない結論にもかかわらず、集団で考えるとあっさりと常識的でない結論に至ってしまう組織行動のひとつ。普通に考えたら夏のお台場で泳がないよね、ってこと。
2.行動規範のダブルスタンダード
いくら素晴らしい内容で行動規範がルール化されていても、影響力がある人がそれを守らなかった途端、組織全体の行動規範が崩壊してしまうこと。
オリンピックの運営とコロナ感染の因果関係はわたしにはわかりませんが、オリンピック運営下において影響力のある人のダブルスタンダードな行動は国民の行動にも強い影響を与えています。
(多くの場合、悪い方向に行動が偏っていく)
今回のオリンピック開催を組織行動の視点で良い点/悪い点を考えて、自社の組織行動を見直してみるのも良いかと思います。
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