集合研修がいつになったら再開できるか不安に思っている研修講師の宇田川 摂です。
今回はコロナ禍において、国のリーダー(政治家)たちの意思決定を参考に「有事におけるリーダーの意思決定」について考えてみました。
1.自分で決める(意思決定する)ことを決めている
正解が見えない意思決定をしなくてはならないのがリーダーの役割。誰かがこう言ったからとか、多数決でとかではなく、今ある情報をもとに自分で意思決定をすることが有事におけるリーダーのあり方です。
2.意思決定を先送りしない
有事において、問題を時間が解決してくれることはまずありません(だから有事なのです)。もうちょっと情報がそろったらとか、事態が変わるのを待ってからなどと意思決定を先送りせずに決める勇気が必要です。
3.朝令暮改をいとわない
先が見えない中での意思決定は失敗の連続です。一度の意思決定にしがみつくことなく、常にPDCAを回しながら意思決定をし続ける思考体力(耐力?)が不可欠です。
4.サンクコスト(埋没費用)を見極める
平時に投資したコストはサンクコスト化しがち。だからこそ意思決定の要素からサンクコストを外して考える。
参考:コンコルド効果
※あわせて読みたい/56話~平時と有事の意思決定~
https://www.hrpro.co.jp/agora/6385
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