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研修講師のこぼれ話49話〜必殺技系の研修〜

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2019年12月20日

こんにちは「受講者との対話を重視する研修講師」の宇田川 摂です!
今回は必殺技系の研修に対するちょっとした愚痴です・・・。今、研修ビジネスは飽和状態になっていると思います。飽和するとどうなるか、、、?そう、必殺技系の研修がニョキニョキとでてくるんです。

「面白いように目標が達成できる〜〜〜研修」とか、「〜〜〜をするだけで部下がやる気になる研修」とか。家電商品にみられる「こんな機能、絶対使わないよなー」が満載されている商品や、格闘技漫画における強さのインフレみたいなイメージでしょうか。

研修もビジネスなので必殺技のニーズを満たすことができれば商売として成り立ちますし、もちろんそれを否定できる立場でもありません。
しかし、個人的な経験の範囲で振り返ると必殺技系の研修が実務に直役立った記憶があまりないんですよね。なかにはうまいこと必殺技を習得して圧倒的なパフォーマンスを発揮している人もたくさんいるかもしれない。でも、個人的なにはそんな経験がない。

結局の所、「わかる」と「できる」には「能力習得時間 ✕ 能力発揮機会 ✕ 能力発揮の目的有無」の壁があるんだ、と。その壁を超えるにはまぁ結構な努力と忍耐と工夫が必要なんだ、と。
と、言うことで、私がファシリテートする研修では必ず「実務とリンクさせるにはどうすればいいか?」を考える時間をこまめに取り入れております(この「こまめに」ってところがキモであり、私の必殺技なんですね)。

まとめ
・必殺技系研修はコンテンツ設計者のノウハウの集大成である。
・そのノウハウの習得には時間 ✕ 機会 ✕ 目的が必要。
・壮大な必殺技よりも小さな学び毎に実務とリンクさせるせる方が現実的。

 

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