「2017年グローバルリクルーティングトレンド(英文)」をこちらで公開しました。
日本企業が海外へのビジネス展開、現地化を進める中、ますます自社にマッチした優秀な人材を採用し、リテイン(留める)することが難しくなってきています。
また、グローバルの採用シーンではプロフェショナルSNS(LinkedIn)の普及等、日本とは異なるダイナミクスがおきており、世界のタレントマーケットの動向、他社の採用動向を知り、自社にとって最適な戦略を取ることが必須となっています。
LinkedInでは毎年世界の人事・採用リーダーに対して調査を実施しており、グローバルリクルーティングトレンドとして発表しています。本年は全世界3,973名のタレント・アクイジションの意思決定者にご回答頂きました。
本投稿では複数回にわたり、2017年のトレンドのポイントをご紹介します。
第1回目の今回は下記の2つのポイントをご紹介します。
1.タレント・アクイジション(人材獲得)は経営幹部の重要課題
2.採用担当者はますます忙しくなる
1. タレント・アクイジション(人材獲得)は経営幹部の重要課題
採用チームは企業の将来に関して極めて重要な役割を果たしています。弊社の調査結果によると、83%の企業がタレント(人材)が企業の最優先事項であると答えています。また、同じく83%の人事・採用リーダーは経営幹部と定期的に打ち合わせを持っています。
2. 採用担当者はますます忙しくなる
採用チームの企業経営における重要度にも関わらず、61%の企業は採用チームの人員に増加の予定はないと答えています。後述の通り採用ボリュームが増えるにつれ、採用チームはよりクリエイティブかつ効率的な活動を行っていく必要があると言えます。
また、採用チーム内での人員採用予定を考えると、リクルーター(採用担当者)、採用ブランディングスペシャリストがトップとなっています。
採用チームの人員構成については弊社の日本のお客様からも多くご相談を頂く部分であり、同じ意識を持つ企業も多いのではないでしょうか。
世界の採用ボリューム面に目を向けると弊社の過去5年間の調査の中、採用ボリュームは常に増加し続けています。ただし、2016年については初めて増加傾向が鈍化しました。こちらはブラジル、中国、ヨーロッパのいくつかの国の求人市場の影響であると考えています。
第2回では世界の採用のKPI、採用チャネル、課題についてご紹介します。
LinkedInでは、「2017年グローバルリクルーティングトレンド(英文)」を公開し、世界最先端の採用業務に役立つ情報を紹介してまいりますので、ぜひこの機会にダウンロードしてみてください。
ダウンロードはこちらから
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リンクトイン・ジャパン株式会社
タレントソーリューションズ 部長
西 勝清 (にし かつきよ)
大学卒業後、シスコシステムズにへ入社。セールス部門にて国内外企業のICTインフラ導入及び構築に携わり、企業のグローバル展開に貢献後、社長室戦略チームにてアジア太平洋地域における事業企画や戦略策定を経験。 LinkedIn Japanに入社し、営業企画を経験後、国内初のタレントソリューションズ部門エンタープライズエンゲージメントマネージャーに着任。国内のグローバル企業を対象にLinkedInのダイレクトソーシング導入から運用体制構築、採用ブランド戦略の策定支援をすると同時に、法人顧客向けイベントの企画運営や販促マーケティング業務にも従事している。 オランダ・エラスムス大学ロッテルダム経営大学院にてMBA取得。
(LinkedInプロフィール:https://www.linkedin.com/in/katsukiyonishi)