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採用ミスとはいわせない!輝く新入社員の育て方 10.相談しやすい職場か?

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2017年03月28日

こんにちは。

早い企業様では、新入社員研修が始まっています。

ジェックの公開コース(たくさんの企業様にお集まりいただくコース)も、明日29日から東京と大阪で新入社員コースが始まります。

今年の新入社員の皆様は、どのような方たちなのでしょうか。

インストラクター一同、お会いできるのを楽しみにしています。

 

 

◆プライドが「相談」の邪魔をする

 

入社して半年も経つと、だんだんと自分のペースで仕事ができるようになってきます。

しかし、まだまだわからないことや経験したことのない業務も多く、何かと相談する必要もあるでしょう。

ただこの時期になると、「今さらこんなこと聞いてもいいのかな…」という意識が芽生え始めます。

「前に教えただろう」「そんなことも知らないの?」と言われるのでは、という怖さが出てくるのです。

 

プライドが邪魔をしているのですね。

このように、相談できないと、仕事が滞り、大きなミスにつながることがあります。

大きなミスが発生すると、そのプライドがゆえにモチベーションを下げてしまい、なかなか立ち直れなくなる新入社員もいます。

 

 

◆相談の仕方を指導しているか?

 

相談の仕方が悪くて、上司や先輩に良いアドバイスがもらえないこともあるようです。

例えば、「クレームが起こりました。どうすればいいですか?」といった漠然とした相談には、「取りあえず謝るしかないんじゃないの」といったように、漠然としたアドバイスしかできないというのが普通です。

すると新入社員は、「まともに取り合ってくれない」、と悩んでしまうのです。

 

そこで、相談する際の手順をしっかりと指導しておく必要があります。

「生じている事実」→「それに対する自分の意見」→「自分なりの対策案」→「アドバイスを求める」

「事実」と「意見」が混在して、実態がつかみにくいケースがあると、アドバイスがしづらいです。

また、「自分なりの対策案」が無く答えを求めてこられると、「自分事と考えていないのでは?」と感じさせてしまい、アドバイスにも熱が入りません。

「事実」「意見」「自分なりの対策案」を話した上で、アドバイスを求めれば、上司や先輩も親身にアドバイスしてくれるはずです。

 

しかし、いくらこのような手順を覚えても、上司や先輩が「私は、今、忙しいんだ」という忙しいオーラや、「今、話しかけるな」といった話しかけるなオーラを出して、ピリピリしていると、なかなか勇気を出して相談することができません。

新入社員が相談したがっていると感じたら、少し手を止めて、「どうした?」と、こちらから声をかけてあげるくらいの余裕がほしいですね。

 

 

★今日のポイント★

 

相談は互いの仕事への生産性を高める第一歩である。

相談しやすい環境がつくられてこそ正しいアドバイスができる。

 

 

『行動人』2008年10月号「輝く新入社員の育て方(松井達則著)」第九回より要約

 

 

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ジェック主催のセミナー各種開催予定です。是非ご活用ください。

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