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第1回 モバイルラーニングのための5つのヒント(1)

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2014年04月11日

はじめに:

e-ラーニングへのアクセスが社内で仕事をする従業員だけでなく、主に社外で働く授業員や社内外の取引先に広がるにつれ、モバイルラーニングは組織がそれらの従業員やパートナーや顧客にたいして、生産性やカスタマーサービスの向上のための様々な新しい方法を使って知識やトレーニングを提供できるようになってきました。
今回は、最も効果的なモバイルラーニングへの投資ができるように5つの重要なヒントをご紹介します。

モバイルラーニング・ソリューションは、ユーザーがいつでもどこでも簡単にコンテンツにアクセスできる環境を提供することによって、従業員や契約社員、顧客やパートナーをトレーニングすることを目的としています。iPhoneやBlackberry, Androidといった携帯電話や、iPadなどのタブレットPCといった新しいイノベーションによる新しいプラットフォームを利用するということは、アドミニストレータやディベロッパーが既存のラーニングコンテンツを利用・再利用しつつ、もっとダイナミックなアクセス方法が可能となるということに他なりません。
幅広いモバイルコンピューティングプラットフォームは、e-ラーニングの活用に一貫性と柔軟性を与えることができるようになりました。
このような新しくてパワフルなテクノロジーに投資をする企業とっては、以下のような利点があると考えます。

●コンピューターへのアクセスが簡単にできない人々を取り込める
―たとえば、リテールストアやショップフロアで働く人
●インターネットにアクセスできないような場所にいる人々へ、ダイレクトなトレーニングを行える
―工事現場に従事する人やフィールド調査員など、オフィス外での作業が中心の人
●顧客やパートナーが社外からでもトレーニングの素材にアクセスすることを可能にする
●管理費用を削減するために既存のラーニングコンテンツを活用できる
●同じインフラストラクチャーから配信されるすべての集合研修や、e-ラーニングにかかわらず、すべてのラーニングが一括管理され、一元化されたレポートを見る事ができる

 

ヒントその1: ユーザーエクスペリエンスが直感的でわかりやすくなる

モバイルやその他のデバイスでの学習形態において成功するソリューションとは、直感的でコンテンツをすばやく確実にユーザーに届けることです。
モバイルラーニングソリューションにおいてこの事を達成するために必要な最初の条件は、iPadやiPhone、Blackberry、Androidといった最もポピュラーな携帯端末のプラットフォームを利用し、この端末にとってネイティブアプリケーションを提供するようなソリューションを使用することといえます。 反対に、ブラウザベースのモバイルアプリケーションでは、そのようなよりよいユーザーエクスペリエンスを提供することが出来ません。なぜならそういったアプリケーションはパフォーマンスの質が悪く、ネイティブモバイルアプリケーションが提供できるような機能的な使いやすさとはマッチしないからです。

魅力的なユーザーエクスペリエンスとは、選択した携帯端末プラットフォーム上での迅速で一貫性のあるコンテンツの配信に他なりません。その理由は、モバイルネットワークには不安定な要素があり、未だ一貫性を提供できない存在であるからです。たとえば、しばしばネットワークにアクセスできないデッドスポットがあり、コネクションの弱さやスピードの遅さなどがあげられます。これらの理由から、ベストソリューションとして考えるべき事は事前にコンテンツをダウンロードし、オフラインで配信することです。
この方法によって、ネットワークの接続具合に関わらず、ユーザーはどこにいても安定的で快適なe-ラーニングを利用することができるのです。

快適で迅速なユーザーエクスペリエンスを提供する利点は、以下のことを含んでいます。

●即座にユーザーが利用できること、またそれを持続させることができる。モバイル ソリューションが使いづらく、コンテンツが遅い場合、ほとんどのユーザーはソリューションを使用しなくなります。
●ラーニングエクスペリエンスをより“自分のためになることとして受け入れる”。
ユーザーは自分のラーニングエクスペリエンスを拡大し、自分の成長に役に立つものとして受け入れるようにする
●ラーニングについてのインベストメント目標の達成度と定量的なROIを見る事ができる。

モバイルラーニングソリューションのユーザーエクスペリエンスの評価時のカギとなる項目。
1. 組織で使用するモバイルソリューションはiPhoneやBlackberry、Androidといったモバイルプラットフォームのためのネイティブデバイスサポートを備えているか
2. モバイルソリューションはコンテンツをオフラインで使用し、ダウンロードすることができるか
3. モバイルアプリケーションは必要とする機能をサポートしているか
―コースカタログやマルチメディアラーニングコンテンツのサポートなど
4. モバイルソリューションは現在のLMSにシームレスに利用可能かどうかデバイスとユーザーアドミニストレーションは一元管理できるか

 

ヒントその2: コンテンツを魅力的にする

コンテンツの作成には十分に気を遣うべきでしょう。より魅力的なコンテンツほど、より良い成果を得られます。成功するモバイルラーニングソリューションとは、ユーザーに、より魅力的なコンテンツを届けることが不可欠です。今日の携帯デバイスはほぼ完ぺきなオーディオやビデオ機能を兼ね備えています。モバイルラーニングソリューションは、こういったオーディオやビデオ機能を最大限に活用しなければならず、組織で使用しているオーディオやビデオフォーマットに合わせたe-ラーニングのコンテンツを提供しなくてはなりません。

充実したオーディオやビデオのコンテンツを使用する利点は以下のようなことがあります。

●モバイルラーニングデバイス上のオーディオやビデオコンテンツを使うことは、ユーザーがラーニングを受ける意欲を向上させることになる
●マルチメディアは企業のラーニングソリューションへ投資効果を高めます。
それは、ユーザーが何回もモバイルソリューションを使用する確率を高くなるからです
●ユーザーの知識の保持率を高めます。
なぜなら、マルチメディアは多くの情報やコンテンツを短い時間の中で伝達することができ、とても使いやすいからです。これはまたユーザーの知識の保持率にも影響します

ユーザーに魅力的なマルチメディアを配信する場合に考えるべき項目。
1. モバイルソリューションはダウンロードやマルチメディアコンテンツの使用をサポートしているか
2. モバイルソリューションはストリーミングが必要なコンテンツを使用することができるか。ダウンロードはできるか。モバイルの接続は未だに不安定なので、配信の品質に影響を及ぼす可能性があります
3. Adobe Flash のコンテンツを使用する予定ですか?
Apple社のiPadやiPhoneを使用している場合には注意が必要です。Apple社のこれらの製品はAdobe Flashをサポートしていません。

 

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