こんにちは、「双方向での対話を重視する研修講師」の宇田川 摂です!
今回は「研修講師のこぼれ話」は『研修を円滑に進めるために、研修講師と企業の研修窓口様双方で気を付けて欲しいこと』をまとめてみました。
1)参加人数は最低でも1週間前に確定
多くの研修において、事前のテキスト印刷&出荷など雑務が必ず発生いたします。研修開催数日前までに研修会場へテキストを郵送させて頂く関係上、開催日の1週間前までに参加人数(オブザーバー含む)のご連絡をお願いいたします。特に研修開催直前での参加者増加はテキストの用意や会場レイアウトなどが間に合わず、研修満足度を下げることになりかねませんのでご注意ください。
2)遅刻者が発生しない時間設定
研修開催時間に参加者が遅刻せずに集合できる時間の設定にご配慮ください。始業時間と同時刻での開催や、午後からの開催については部署によって昼休みの時間が異なる場合もございますので特にご注意ください。
3)飲み物の購入場所とトイレの場所の情報
研修講師はその性質上、話す時間が長くなりますので、要所要所での水分補給が必要不可欠です。飲み物をご用意頂く必要はございませんが、自動販売機などがどこにあるかの情報を研修開始前に教えてください。トイレについても同様となります。
4)講師用の椅子のご用意
研修中、講師は基本的には立って講義をしますが、受講者のワーク中などは座って作業をする場合もございます。講師用の演壇だけでなく、椅子もご用意頂くようご配慮ください。
5)ホワイトボード関係
書いた文字が消え難いホワイトボードと、インクがでないマーカーは研修の流れを乱します。マーカーは講師側でも用意できますが、ホワイトボードは研修会場に依存せざるを得ませんので、できる範囲で結構ですので文字が消え難いホワイトボードは使わないようにしてください。
6)昼食などの情報
こちらも飲み物同様にご用意頂く必要はございませんが、研修会場近隣で食事ができる場所の情報を早めにご提供ください。また、食堂の混雑時間も合わせて知らせて頂ければ昼休みの時間を前後し、待ち時間などのムダを最小化することも可能です。
7)交通・宿泊情報
初めて登壇させて頂く会場の場合は特になのですが、交通・宿泊の情報を事前にご提供ください。最寄り駅からバス・タクシーを使って会場まで移動する場合はトラブル回避の意味もございます。
8)研修参加者の名簿はフルネーム+フリガナ付で
難しいお名前の場合はもとより、同じ漢字でも読み方が複数通りある場合や、同姓の参加者がいる場合などがございますので、参加者名簿はフルネーム+フリガナ付でご提供ください。
9)特殊な社内ルール
企業様それぞれの社内ルール(特に特殊な場合)は事前に情報を提供ください。例えば、ペットボトルなどフタ付の飲み物以外禁止、携帯電話持ち込み禁止、飲食のルール(おやつの可否)、消灯ルール、空調ルール、ドレスコート など。
これらは全て研修を効果的に行うために必要な内容となりますので、研修を開催される際は頭の片隅に置いて頂ければ幸いです。
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