こんにちは。
今回は、経営人材養成の第2フェーズ(STEP1)の続きです。
※第2フェーズのお取組みや効果については、こちらをご覧ください。 ⇒ 第2フェーズ(ジェックHP)
ジェックでは、「フォロワーシップ行動」が評価基準のひとつになっています。
上司に対する提案やサポート、チーム運営における率先垂範、チームを超えた全体最適の取り組みなどが評価対象です。
ある日メンバーと、期初の目標統合対話をしていたら、こう聞かれました。
「小倉さんは、どんなフォロワーシップを発揮して欲しいですか?」
しばらく考えたあと、こう答えました。
「私が○○さん(私の上司)にフォロワーシップが発揮できる状況を作って欲しい」と。
その後、そのメンバーは、リーダーとしての立場、チーム全体の視点でいろいろ考えたらしく、私に積極的に情報提供をしてくれたり、チーム全体の目標達成の牽引役として活躍してくれたりしました。
すごく成長したと感じています。
他のメンバーも同様にそれぞれの強みでフォロワーシップを発揮してくれており、数年前に比べると、チーム運営が随分進化し、ワクワクする方向に向かっていると実感しています。
「うちの会社の部長は、未だに課長の仕事をしている」。
「うちの会社の課長は、プレイヤーの役割しか果たしていない」。
こういった課題をよくお聞きします。
フォロワーシップが組織に根付いてくると、「メンバーは課長の」「課長は部長の」「部長は社長の」仕事ができるようになるのです。
すごいことだと思いませんか?
そして、これこそが、組織で経営人材が育つ環境だといえるのではないでしょうか。
次回は、ステップ2(第3・第4フェーズ)に進みます。
マーケティングとイノベーションに必要なスキルとは何かを整理します。
*「経営人材」とは、ひとことでいうと、「経営感覚を兼ね備えた人財」のこと。特に、昨今の世の中の動きを考えると、「10年後の市場と自社の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財」のこと
ジェック/マーケティングチーム 小倉
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