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10年先を切り拓く「経営人材」養成法 12.フォロワーシップを根付かせる

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2016年10月25日

こんにちは。

今回は、経営人材養成の第2フェーズ(STEP1)の続きです。

 

◆フォロワーシップを組織に根付かせる

 

※第2フェーズのお取組みや効果については、こちらをご覧ください。 ⇒ 第2フェーズ(ジェックHP)

 

ジェックでは、「フォロワーシップ行動」が評価基準のひとつになっています。

上司に対する提案やサポート、チーム運営における率先垂範、チームを超えた全体最適の取り組みなどが評価対象です。

 

ある日メンバーと、期初の目標統合対話をしていたら、こう聞かれました。

「小倉さんは、どんなフォロワーシップを発揮して欲しいですか?」

しばらく考えたあと、こう答えました。

「私が○○さん(私の上司)にフォロワーシップが発揮できる状況を作って欲しい」と。

その後、そのメンバーは、リーダーとしての立場、チーム全体の視点でいろいろ考えたらしく、私に積極的に情報提供をしてくれたり、チーム全体の目標達成の牽引役として活躍してくれたりしました。

すごく成長したと感じています。

他のメンバーも同様にそれぞれの強みでフォロワーシップを発揮してくれており、数年前に比べると、チーム運営が随分進化し、ワクワクする方向に向かっていると実感しています。

 

「うちの会社の部長は、未だに課長の仕事をしている」。

「うちの会社の課長は、プレイヤーの役割しか果たしていない」。

こういった課題をよくお聞きします。

フォロワーシップが組織に根付いてくると、「メンバーは課長の」「課長は部長の」「部長は社長の」仕事ができるようになるのです。

 

すごいことだと思いませんか?

そして、これこそが、組織で経営人材が育つ環境だといえるのではないでしょうか。

経営人材09ジェック

 

次回は、ステップ2(第3・第4フェーズ)に進みます。

マーケティングとイノベーションに必要なスキルとは何かを整理します。

 

 

*「経営人材」とは、ひとことでいうと、「経営感覚を兼ね備えた人財」のこと。特に、昨今の世の中の動きを考えると、「10年後の市場と自社の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財」のこと

ジェック/マーケティングチーム 小倉

 

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