こんにちは。
前回は、経営人材に必要な二つの柱についてまとめました。今回は、一つの軸と四つの視点です。
セミナーに来て下さった方や、資料をお読みいただいた方にはおなじみの、「一つの軸と四つの視点」です。
● 一つの軸 ・・・ 自分は誰にどのようにお役に立ちたいかが明確で、そのための自分ならではの強みが確立している
● 四つの視点
①フォロワーシップ ・・・ 上司の視点に立って物事を見て考えることができる
②リーダーシップ ・・・ メンバーの視点に立って物事を見て考えることができる
③メンバーシップ ・・・ 同僚や他部門の視点に立って物事を見て考えることができる
④パートナーシップ ・・・ お客様や市場・社会全体の視点に立って物事を見て考えることができる
特に、四つの視点については、単に「フォロワーシップ」や「リーダーシップ」を発揮できるようになる、ということではなく、それらの発揮を通じて、視点を拡げていく、ことが重要となります。
この四つの視点ですが、セミナーに参加されたお客様が、「“四つの船(シップ)”と名付けて、社内で使っているんですよ」と、教えてくださいました。うれしいお話でした。
わざわざまとめるほどではありませんが、一つの軸と四つの視点が、どう「長期・大局・根本・高志」の発想と関連するのかを確認しましょう。
一つの軸は、「高志」につながります。
四つの視点は「長期・大局・根本」の発想につながります。
しかし、単純に1対1の関連ではなく、四つの視点を拡げていくうちに志も高くなり、志が高まるからまた視点も拡がる、というように、それぞれが関連しあっています。
このように、一つの軸と四つの視点を強化していくことで、「長期・大局・根本・高志」の発想の土台ができ、この発想が、「マーケティングとイノベーション」に活かされる、という構図を覚えておいていただけたらと思います。
これまで5回は、「経営人材」についてのベースの考え方を整理をしました。
次回からは、いよいよ「経営人材」の養成について、まとめていきます。
*「経営人材」とは、ひとことでいうと、「経営感覚を兼ね備えた人財」のこと。特に、昨今の世の中の動きを考えると、「10年後の市場と自社の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財」のこと
ジェック/マーケティングチーム 小倉
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