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10年先を切り拓く「経営人材」養成法 05.一つの軸と四つの視点

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2016年08月30日

こんにちは。

前回は、経営人材に必要な二つの柱についてまとめました。今回は、一つの軸と四つの視点です。

 

◆一つの軸と四つの視点

 

セミナーに来て下さった方や、資料をお読みいただいた方にはおなじみの、「一つの軸と四つの視点」です。

経営人材03ジェック

 

● 一つの軸 ・・・ 自分は誰にどのようにお役に立ちたいかが明確で、そのための自分ならではの強みが確立している

 

● 四つの視点

①フォロワーシップ ・・・ 上司の視点に立って物事を見て考えることができる

②リーダーシップ ・・・ メンバーの視点に立って物事を見て考えることができる

③メンバーシップ ・・・ 同僚や他部門の視点に立って物事を見て考えることができる

④パートナーシップ ・・・ お客様や市場・社会全体の視点に立って物事を見て考えることができる

特に、四つの視点については、単に「フォロワーシップ」や「リーダーシップ」を発揮できるようになる、ということではなく、それらの発揮を通じて、視点を拡げていく、ことが重要となります。

 

この四つの視点ですが、セミナーに参加されたお客様が、「“四つの船(シップ)”と名付けて、社内で使っているんですよ」と、教えてくださいました。うれしいお話でした。

fune

 

 

◆「長期・大局・根本・高志」発想との関連性

 

わざわざまとめるほどではありませんが、一つの軸と四つの視点が、どう「長期・大局・根本・高志」の発想と関連するのかを確認しましょう。

一つの軸は、「高志」につながります。

四つの視点は「長期・大局・根本」の発想につながります。

しかし、単純に1対1の関連ではなく、四つの視点を拡げていくうちに志も高くなり、志が高まるからまた視点も拡がる、というように、それぞれが関連しあっています。

 

このように、一つの軸と四つの視点を強化していくことで、「長期・大局・根本・高志」の発想の土台ができ、この発想が、「マーケティングとイノベーション」に活かされる、という構図を覚えておいていただけたらと思います。

経営人材04ジェック

 

これまで5回は、「経営人材」についてのベースの考え方を整理をしました。

次回からは、いよいよ「経営人材」の養成について、まとめていきます。

 

*「経営人材」とは、ひとことでいうと、「経営感覚を兼ね備えた人財」のこと。特に、昨今の世の中の動きを考えると、「10年後の市場と自社の姿を描き、自分の想いを持って組織にイノベーションを起こすことができる人財」のこと

ジェック/マーケティングチーム 小倉 

 

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