私事で恐縮だが、弊社グローバル・エデュケーションは17期を迎える。
2000年に立ち上げ、お客様、パートナーの講師、コンサルタント、
海外の語学学校、大学、ビジネススクール、スタッフに恵まれ、顧客企業は250社近くとなった。
お陰様で、新たにお問合せ頂く人材育成ご担当者や、
コンサルタントからも「グローバル・エデュケーションさんの名前は耳にしますよ」という嬉しい声を頂くことが増えてきた。
立ち上げ当初は私と専務の福田聡子の2名で、裏原宿の小さなオフィスからスタートしたことを考えると嬉しい限りである。
同時に、これから5年、10年も関係者の皆様の期待に応えるために、何をしなければいけないか改めて振り返っているところである。
そこでどういった行動特性を持った人材がいたからこそ今があるのか、そして
これからも更に発展していくには私自身を含め、スタッフ一人ひとりがどういった人材であってほしいか、理想の人材像を考えてみた。
そこで浮かんできたのが次の4つの人材像である。
1. Path Finder
2. Innovator
3. Collaborator
4. Specialist
1.のPath Finderは、新しい道を切り拓いていくビジョンと思考のコンパスを持った人材である。
そして辛いとき、苦しいときでも勇気を持って行動できる人材である。
世の中の変化の波は激しくそしてスピードもはやく、先が見えにくい。思わぬことも起き得る。
そうした中でも諦めずにビジョン実現のために努力し続ける姿勢は不可欠だ。
2.のInnovatorは、その名の通り、イノベーションを起こしていく人材である。
現状に満足せず、常に新しい形を追い求めることで、組織に新しい風を吹き込む人だ。
グローバル人材育成の世界にもちろん正解はない。
だからこそ新しいことへの情熱を持ち、チャレンジし続けなければ顧客にとっての価値を生み出せない。
3.のCollaboratorは、一緒に働くことで、共に学び合い、共感し合い、互いにモチベーションを高められる人材としての行動だ。
全てのステークホルダーと違いを乗り越えて共同できる人でもある。
私たちのミッション
「私たちは、世界中の教育プログラムと企業、団体、個人の学習ニーズを結びつけ、
グローバルに活躍する人々の能力開発を促進します」の実現にはまさに欠かせない。
4.のSpecialistは、高いレベルの専門知識を用いて、顧客にとってのベストを提供できる人材だ。
単に学習意欲が高いだけではなく、その知識を通して顧客を始め、関係者全員に価値を提供し貢献できなければならない。
幅が広いだけに、そして奥が深いだけに私たちが率先して学び続けなければならない。
私自身もちろん至らないところも沢山あるが、「グローバル&自立型人材育成」とうテーマにおいてはこれら4つの人材を自分自身の中に持ってきたからこそ今があると考えている。
顧客企業の、ビジョン・ミッション・バリューの明文化や浸透にあたってのコンサルティング、ワークショップの企画・運営に携わることが多いが、
改めて自分自身の会社の強みを人材像化してみることでやはりそうかと思う点もあれば、こういう見方もあったかと気付きも多かった。
新たな気持ちで16期を迎えられそうである。
経営者として、皆さん自身の会社の理想の姿を人材像化してみると、どのような人材像が浮かぶだろうか?