10年後に起こりうることー。
このお題目に関しては、様々な専門家の方が推測されています。10年後には働く場所や時間を社員が自由に選べて、労働を提供した分のみ対価を得られるという方もいます。正社員ばかりになる、正社員がいなくなる、会社としてのオフィスが極力間でコンパクトになり、管理部門以外はオフィスにいなくなるなど、様々なことが言われています。
私が個人的に考えているのは、10年後は今以上にビジネスの利潤追求のための障壁が少なくなるということです。企業が日々工夫を重ねてビジネスは進化していきます。その過程で利潤追求上、不要なものや障壁は淘汰されていくということです。
多くの企業が導入し始めているBYODも「社員のスマホも活用したほうがコストが圧縮されますし、社員も2台スマホを持たなくていいから便利だよね」という考えで、スマホ2台持ちは淘汰されてきています。「社員の通勤時間は非生産時間だから、ないほうがいいよね。じゃぁ家で仕事ができたらいいじゃん」ということで通勤時間という利潤追求上の障壁が淘汰されようとしています。
そのような感じで、企業は進化していきます。その進化の方向は企業のビジネスの内容によって千差万別です。何故かといえば業務の内容は企業によって違うからです。皆様の業務の無駄、不要物、障壁は何でしょうか?
そこで、二つ提案があります。一つにはもし、このコラムの読者の方が歴史ある企業の方でしたら、是非若くて成功している会社のオフィスを訪問してみてください。きっと驚くことがたくさんあります。歴史ある会社が若くて成功している会社のオフィスを見て驚く理由は単純です。 若くて成功している会社には過去のしがらみもなく、業務上の遺産もないのです。今必要な最低限のもののみオフィスにおかれていて、そこで営みが行われています。それゆえに、その時点において障壁が取り払われた状態を見ることができるのです。是非機会がありましたら、取引先で成功している若い会社があれば一度見学してみるのもよいのではないでしょうか?
もう一つは専門家の意見を聞くというものです。1対1で話を聞けばコンサルティング料金が発生します。しかしセミナーでしたら、場合によっては無料でお話を聞けます。
10月29日に東京にてリクルートマネジメントソリューションズ・組織行動研究所所長 古野庸一 氏を招いたセミナーが開催されます。参加無料です。興味がある方は是非ご参加ください。
<セミナーの詳細とお申し込みは以下をご覧ください>
http://www.si-jirei.jp/Cisco/CUCM_seminar/