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「研修講師のこぼれ話」第10話

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2015年09月08日

こんにちは、研修講師の宇田川 摂です!
今回は「研修の満足度」についてです。

企業向けの研修には大きくわけて2種類あります。
ひとつは「知識を習得するためのワンウエイ研修」、もうひとつは「気付きを得るためのインタラクティブ研修」です。

 

前者の研修の満足度は、
1)順序だって設計されたテキスト
2)著名な講師
3)ロジカルな講義、によって高まります。

では後者の場合はどうでしょう?
この場合の満足度は、
1)参加者が自分の考えを発言=アウトプットできる量(時間)
2)その発言に対する講師や他の参加者からのフィードバック
3)気づきを深めるための多少脱線した議論、だと私は考えております。

要約すれば「受講者と講師が議論をするなかでどれだけ化学反応を起こせるかどうか?」であり、講師に求められるファシリテーションスキルは化学反応を起こすためのトリガーをどれだけ多く持っているかになるしょう。

 

企業側の研修計画担当者が「気付きを得るための研修」を企画するときに、多くの研修会社の中から満足度の高い研修を選び出すのは実は至難の業です。
なぜならば研修の提案書やテキスト、研修会社の営業トークからは上記の満足度を推測することがほぼできないからです。

ではどうすればよいのかというと、ポイントは2つ

1)研修会社が開催している無料体験研修に数多く参加し、研修会社毎の特徴を見極めること(研修会社の考え方によって特徴が異なります)。
2)研修に参加する社員に対して「研修ではアウトプットを重視する」ように周知すること。

この2点を意識するだけでもかなり満足度は高まります。
是非お試しください。

 

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