先日戦友からリマインドされた言葉をあなたにもシェアしたくなりました。
それは、ありとあらゆる仕事が後手後手に回り始めた時のこと。
30代半ばまでは、力技で何とか乗り越えてきたものの、どうしても踏ん張りが効かない、というか、そこまで力が出ない、という状況に陥ってました。
目の前にある仕事は「やってしまえば、あっという間に出来るもの」ばかり。ただ、1つ1つは手をつければそれなりに時間がかかり、積み重なれば今日も寝る時間がない・・・
仕事のメールに返信を打つのも、確定申告の書類を整理するのも、企画書を一本書くのも、携帯の電話帳を整理するのも、
一つ一つは簡単でも、期限が短くなると、どれも手がつかない。
さらにそこに追い打ちをかけるのが「質の担保」をしたくなる、自分への枷。完璧主義とまでは行かないものの、妙なプライドが邪魔してきます。
どうせやるなら、いいものを。次を考えてより効率・効果的に結果を出しておきたい。
と思うと、手が抜けなくなる。
すると、周囲にも仕事を回せず、抱えて仕事が更に遅くなる・・・という悪循環。
そんな時、ビジネスでもバリバリと活躍している戦友から、「完璧をめざすより、まず終わらせろ」という言葉をプレゼントしてもらいました。
これは、フェイスブックの最高執行責任者(COO)であるシェリル・サンドバーグ氏が書いた、「LEAN IN(リーンイン)」の一節。
『身を粉にして働いたし、休みも返上して働いた、もう、もう一杯だ!』
と、有給も取らずに最後の最後まで仕事に献身し、燃え尽き症候群になってしまう前に、在る程度のところで手打ちできる自分を育てることの大切さを言うようです。
確かに、仕事によっては片目をつぶる時も必要ですよね。そして自分がとらえている「完璧」という水準は自己満足以外の何物でもありません。
私も20代の頃、メンターに言われたのが「未完了を完了にしよう」という言葉でした。
どちらの言葉も、やらずにモヤモヤするより、とりあえず、目の前から一旦なくしてしまおう!と、心に平安を取り戻す小さな一歩を教えてくれました。
「完璧をめざすより、まず終わらせろ」
ちょっと仕事、プライベートで一杯一杯なあなたにも、お贈りしたいと思います。